2021.07.05
こんにちは。
相続税対策は、数年係る前提になりますので、ぜひ早めに動き出しをする必要があります。
相続税対策は、方向性によりいろいろで
例えば
金融資産で持っているお金を使って不動産を購入、相続終了後によい価格で売却する。
これは、不動産を買うだけで、相続税評価は一定の減額ができますので、そのメリットに加え
良い不動産を投資することで、いざ売却する時に譲渡益も狙っていくというもの。
また、
不動産ばかりの財産の時に、一部の不動産を譲渡して、金融資産に戻し、
生前に効率の良い方法で生前贈与をしていくもの。
生前贈与をすれば、ご本人の財産ではなくなりますので、確実な相続税対策にはなりますし、
生前に贈与することで、資金需要のある年代のご子息の人生に、選択肢を作ってあげられます。
不動産を売却すれば譲渡所得は発生して税金も出ますが、
他の所得とは合算しない分離課税、長期譲渡ならば譲渡益の約20%ですので
総合課税所得と比べれば、税率は高い税率ではないので、その辺りは割り切りも
必要にはなります。
亡くなられるまで何もせず、財産を持ち続けることは必ずしもご子息のためにはよくありません。
財産の分割を決めることも重い事。性格が風変わりな人、生活が苦しい人
配偶者が事業に失敗して左前の人、
いろいろな事情を遺産分割の場に持ち込むことになり、まとまらないことは大変多いのです。
ですので、生前贈与で、ご子息の人生をまず良くしてあげておけば
揉める可能性も低くなり、生命保険金が直接降りるようにしてあげることも
その後の遺産分割は容易になるので良いことですし、相続税の納税資金対策にもなります。
ぜひ動き出しは早めにしましょう!
投稿者:税理士法人原・久川会計事務所